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Schoenberg Soloist ショーンバーグ・ソロイスト Schoenberg Soloist 4
2013年10月28日 (月) | 編集 |
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また、たまたま私が購入したショーンバーグ・ソロイストは数軒の楽器店で「どうみても(この当時では)幻のアディロンダック・スプルース」としか見えないルックス・音質・鳴りで、ブラジリアン・ローズウッドの特徴的な音質との組み合わせで“逸品”と評価された!

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→ 自慢するというより、「あ~間違ったモノ買わなくて良かった!」 当時不人気だったのを音をジャッジして買った審美眼(耳?)が間違いじゃなかった という安堵感の方が多いですね!(苦笑)

→ 悲しいかな私は、楽器屋に見せに行った当時、「アディロンダック・スプルース自体何なのか知らなかった!」(苦笑)、当然、この楽器製造時にアディロンダック・スプルースが使われた稀少性なんてまったく知らない(苦笑)

→ なので、楽器屋はこぞって購入時の倍の値段を提示し「売ってくれっ!」と言われた


脱線するが・・・その「アディロンダック・スプルース」(Adirondack spruce) について

 緯度的に最南端で育つスプルース

 「レッド・スプルース」(Red spruce)とも呼ばれ、イングルマン・スプルース,シトカ・スプルースと比べるとその別名のとおり“白くない”

 ニューヨーク近郊でギターを製作してたマーチンにとっては、最も輸送費が安くコストを抑えられたため使われた

 当時はアディロンダック・スプルースの音質的優秀性を知ってたわけじゃない、どちらかというと最南端のスプルースなので年輪間隔が広めでマーチンの基準を満たせずはじかれることが多かった

 メインは、やはりアディロンダックよりも北方で育つシトカ・スプルース,イングルマン・スプルースで年輪間隔が狭く、色も白いためこちらを高級なギターに投入してた

 アディロンダック・スプルースの持つ音質的・材質的優位性

 緯度的に最南端で育つため、年輪の間隔は若干広めという欠点があるものの、スプルースとして最も硬質で、トップ材として最も薄くすることができる

加えて、トーンバランスに優れ、鳴りが良い上に、イングルマン,シトカより さらに薄く仕上げることができることで「さらなる鳴りの良さ」が得られる

戦前・戦後に大量に伐採されギター材として使える太い木がなくなり供給が不能・途絶えた

ゴールデン・エラ(Golden Era)と言われる50年代までのマーチンで銘機と呼ばれるほとんどがアディロンダック・スプルースをトップに使ってる

こういった経緯で、アディロンダック・スプルースの評価は上がるばかりの入手不可能木材となった

だが、供給が途絶え50~60年以上経過し育ってきため、80年代頃から少量のアディロンダック・スプルースが市場に出回り始めた

それゆえ、現在良質なアディロンダック・スプルースはスプルースの中でもっとも高価なトップ材

木材は、年輪の間隔が詰まっていれば詰まってるほど良い(基準がある)が、アディロンダック・スプルースの善し悪しは年輪の間隔にあまり左右されないため製作者の「タッピング」(木を叩いて得る音)の経験で判断するしか方法のない難しい材でもある

年輪が詰まっているアディロンダック・スプルースで“鳴らない”もしくは、“鳴り出すのにものすごく時間がかかる”ものもあってアディロンダック・スプルースなら何でも良いわけじゃない

どちらかというと、若干間隔の広めの(マーチンの基準は満たさないレベル)アディロンダック・スプルースが音質的に優れる、と現在言われるところまで判明した

加えて、いくら良いアディロンダック・スプルースを使っても、プレイヤーが“鳴らせる”弾き方をせず使い続ければ、“鳴らないギター”になる

マーチンの年輪間隔の基準を満たしたアディロンダック・スプルースでも他のスプルースと同じ厚さで仕上げたため、(強度がありすぎて)“鳴り出す”には時間がかかった(鳴らせないヤツも多かった)

“鳴るギターになるしつけ”ができるプレーヤーが使わなければ、“ギターは鳴らない”


だから“鳴るマーチンのアディロンダック・スプルース”のギターの価値は高い!

ホント、“バカ鳴りするとんでもないウェポン”


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