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3rd Stage ファイナル 究極改造「オール・フィルム」(ケミコンレス) 7
2006年05月29日 (月) | 編集 |
「リップルフィルター?」

 YES! YES! YES!

 私がリップルフィルターを使用した本当の理由は、オールフィルム化のためである。

 「これだけじゃわからない!」って・・・

 つまり、少ないフィルムコンの容量(そりゃあそうだ、高価なフィルムコンでさらに大容量なモノを簡単に買えるほどお金持ちじゃないので・・・)を補うための工夫であり、そのための回路なのだ。

 ごく簡単に、リップルフィルターの動作原理の解説

 ベースにつながっているコンデンサーのhfe倍したコンデンサーと同じことになる。

 使った、2SD798はhfeが1,500,2SD1409は600だ。
 コンデンサーを100μFとすると2SD798だと、150,000μF、2SD1409なら、60,000μFの平滑コンデンサーを使ったのと理論上同じになるのだ。(こんなに、強烈な量を使ったアンプなんてとんでもないことでしょう!)

 → ハムはなくなるって!(配線の引き回しが悪い人は × )

 話を元に戻して・・・

 当初は、「タマにトランジスタを混ぜるような無粋なことはしたくない!」などと、ポピュラーな考えをもっていたが・・・使ってみて、あっさりと考えを改めてしまった。

 結果的には、多面的にメリットの多い回路であることがわかった。

 たかが、トランジスタ1個・抵抗1本・コンデンサー1個(コストパフォーマンス抜群!)でケタはずれな仕事をしてくれる。

 以前にも書いたが、リップルフィルターの利点をもう一度書いておこう。

 1.非常に電源のインピーダンスが(極端に)低くなること。

 → 低インピーダンス電源による音質の良さ、がわかった。
 → リップルフィルターは回路上NFB(負帰還)がかからないこと。

 2.電圧の立ち上がりが遅いこと。

 → ラッシュカレントを防げる。
 → タマにはスロースタートが好ましく、P.P.Pの場合、B電圧が

 設定値(250V近辺)まで上昇するのに、約3分くらいかかる。

 → さまざまな応用回路(ex.LED電源)があるが、あえてシンプルな回路を「B電圧の立ち上がりの遅さ」から好んで使っている。

3.理論的にほとんどリップルがとれることから、チョークトランスを使う必要がない。

 → 武末さんの実験記事による。

 念のため、私の好んで使う一番シンプルなリップルフィルターの欠点も再掲しておこう。

 ・電圧をロックしていないこと。つまり、電圧は非安定化状態だ。電圧の安定化は可能であり、簡単である。ツェナー1本で安定化できるが、このツェナー1本のノイズさえも嫌って、あえて安定化しない。

 厳密に言えば、これは良くないことだが、仮に250Vが245Vになっても音質的変化は聴感上感じられない。

 「ならば不要なノイズを混入をさせてまで安定化する必要はない」、という判断である。

 結果的に、リップルフィルターのその他の利点の効果も大きく音質的にはより好ましい方向へとシフトした。

 これによって、トランジスタを混ぜる無粋さを補ってあまりあるため好んで使っている。
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3rd Stage ファイナル 究極改造「オール・フィルム」(ケミコンレス) 6
2006年05月27日 (土) | 編集 |
 このシリーズを続けていたら、メールが来た。

 「どこのフィルムコンがお薦めですか?」

 なるほど・・・・

 では、現行のモノで音質的に充足できるモノを紹介します。
C 1

 これは、シズキのコンデンサー「RUZ」シリーズとか言うらしい。

 重くてでかくて、大型真空管、せめて300Bクラスでないと大きさ的にバランスが取りづらいかな?

 でも、音質は問題ない。
C 3

 おそらく、このシリーズが一番使いやすいと思われる。

 前にも紹介したが、東一(TONE FACTORY トーン・ファクトリー)のフィルムコン。

 これの100μF/250V(耐圧ちょっと定かでない・・・)は、100μFのカソードパスコンに常用している。

 100μFというと、海神で売ってる「KMコン」がポピュラーかもしれないが、大きさが許せば、東一のものを薦める。
 C 2

 最後に紹介するのが、四谷にある「トライアル エレクトリック プロダクツ」が輸入販売しているモノ。

 これもよい。

 最近は、「MJ」にも「ラジオ技術」にも広告を載せなくなってしまったが、営業は行っている。

 せっかくなので、URLも載せておく
 http://www5d.biglobe.ne.jp/~trial213/

 この店のアンプに対する考え方・パーツに対する考え方は大変信頼できるし、ここのオリジナルOPT(出力トランス)は大のお気に入り!

 このOPTは、本当に音のことだけを考えて物量投入し、手抜きをせず、コストを度外視して作り上げた逸品である。(日本の有名メーカーのようにピッチ(充填材)で・・・(ふせます)しているものとは違いホントにコアがでかくてすばらしい!)

 ただし、信じられないくらい大きく重い。(14kgとか・・・)

 この店も、きわめて速い時期からフィルムコンのアンプに取り組んでいる。(おそらくここくらいフィルムコンにくわしくノウハウを持っている店はないだろう)

 ただし、どこでもそうだが、電話して簡単に応えられるような内容ではないので、問い合わせて迷惑をかけないようにネ!(切られる?)

 その他、私が掘り出し物で捜しているフィルムコンは、“ACモーターとかに使われていたタフでごっついでかいフィルムコンだ。

 同じ蒸着タイプ(メタライズド)でも、用途が厳しいせいかガッチリ作ってあり音質的にも“厚みのある”ものが多いと感じている。

 でも、なかなか見つからないんだよねこのタイプ!

 見つけると買うようにしているんだが・・・

 なぞかけ、です!

 さて、フィルムコンのことをずっと書いていて、

     「ハッと、気づいた人はいませんか?」

 それは、なんでしょう? ・・・宿題でいす!
3rd Stage ファイナル 究極改造「オール・フィルム」(ケミコンレス) 5
2006年05月25日 (木) | 編集 |
 さて、「オールフィルム」再開である。

 今日は、「理由の2」からだ。

 それまでの経緯は、5/19のブログを見てみていただきたい!

 2 初体験

 それは、自分が経験したことがない音なので評価できないこと。

 これでは抽象的だ。

 もう少し具体的に言うと、「オールフィルム」のアンプを聴いたことがある人の方がレアである。(超高額な市販のアンプには存在するが・・・)

 つまり、「オールフィルム」の“音の出方”を知らないのである。

 聴いたことがないのに評価できるわけない。

 ムリもない、私だって一番はじめはそういう解説を聞いた後に聴いたので実感としてはあまりはっきりわからなかった・・・

 音がさらに前に出てくるようになる。そうなると、いままでのようにスピーカーのあたりにへばりついて出ていた(ベースとかバスドラの)低音(感)が強く感じられないために「薄くなった」といった評価になってしまうことが多い。

 実際に「生(ナマ)」を聴きに行けば、CDから再生される低音とはかなり異なり、、たとえば、クラシックならコントラバスの音は「もっと、ふわっと軽やかにしっかり低音を響かせている」ことを体験的に知っているはずだ。

 できれば、クラシックは間違いないが、ジャズとかの“アンプラグド系”のコンサートをいくつか経験すると参考になると思う。

 これは、スピーカーの材質による聴感的特性の違いによるものも大きいと思う。
また、あしたから・・・
2006年05月24日 (水) | 編集 |
 「TDA1541A エピローグ」の試作で中断が入ってしまったが、またあしたから「オールフィルム」を再開します!

 「1541 えぴ」エージングもすすんでイイ音してます!

 デジタル段のC1826&A1208のコンビはベスト・サウンディングだ。

 「1543 えぴ」をお持ちの方は、8Vのところにお試しいただきたい!

 このコンビを見つけた龍一さんの慧眼はすばらしい!

 それ以外のC2910&A1208。

 C1826&A726のような、C1826&A1208に対抗する別の正解の音を聴いてみたいな~!(はいっ、がんばりまっしゅ!)
 
緊急リポート TDA1541A エピローグ 試作 (製作編2)
2006年05月23日 (火) | 編集 |
 さて、今回はどんな「オバカな失敗」をしたのか?

 ちょうど、P.P.Pでオールフィルムの話を続けていたので、「TDA1541A エピローグ」も“一次整流を含めてケミコンレスのスーパーファースト仕様”をもくろんだ。

 だが、一次整流の平滑でフィルムコンを使うと大きすぎるので、“積セラによるミニ壁”でなんとか耐えられならないか?と考えていた。

 実際、デジタル段の+5Vが約300mAと大電流を必要とするために、“(チップ)積セラによるミニ壁”は、まず耐えられないとはじめから思っていた。

 その他は、±5,±15はそれほど多くなく数十mAなので、(チップ)積セラの量を増やせば可能だろう。

 つまり、じんそんさんと同様なパーツで組んでは、試作の意味がないのでムリを承知で試みたわけだ。
最初の音出し

 最初に音出しをしたコンストラクションの上の写真を拡大してみていただければわかると思うが、ケミコンを使っていない。ここで”ミニ壁”をトライしている。

 構成は、5V系(デジタル・アナログ)に積セラを500μF(100μF×5),15系に300μF(47×6)とした。

 結果、ムリ!耐えられない。ノイズをひく。

 結論、その気になれば、デジタル段以外は積セラでいけると思うが、デジタル段でケミコンを使い、それ以外を積セラでいくのはアンバランスであるため“すべてケミコン仕様”に改めた。

 こうなれば、方針転換である。平滑コンデンサー容量の多い方が効果が高いのは当然だ。5V系は、16V/10,000μF、15V系は25V/6,800μFを大きさを揃えて買ってきた。
セラの裏打ち

 ただ~し、ケミコンをそのまま使っては面白くないので、(チップ)積セラをケミコンに裏打ちし、効果的には“(ケミコンレスに準じる)ギジ・スーパーファースト仕様”とした。
LED アップ1

 写真を見ていただくとおわかりいただけると思うが、これ以外にケミコンを使ってない、“四角いOSコン”(のようなコンデンサー)は0.33μFのフィルムコンである。(一次整流以降ケミコンは使用していない。)

 これでも(デカップリングコンデンサーの量が極端に減っても)、きちんと動作するじんそんさんの設計は見事である。

 そして、最初の一発目の音出しではLEDのバラツキによって電圧が高くなりすぎたり(素子破壊)、低くなりすぎること(動作不能)を避けたかったので、じんそんさんに同じLEDを分けていただいて動作確認をした。(今日の1つ目の写真)

 今日3つ目の写真が、最初の発表で載せた「TDA1541A エピローグ」の写真である。

 見た目が悪いので、抵抗・抵抗を変更して足を短く詰め、ソリストを1K、3Kに、200Ωをデールに換装した。

 その後、計算してカラフルにLEDを使い分けた。

 このときの電圧は、デジタル段+5.65V,それ以外+5.00V,-4.92V,+14.38V,-14.05Vだった。
適正化1

 そして、上の写真がさらにLEDを交換し電圧を適正化したもの。デジタル段+4.92V,それ以外+5.00V,-4.92V(この2つは変更なし),+15.32V,-15.22Vになった。
別角度から

 デジタル段が、+4.92Vとかなりいい感じになった。SAA7220は消費電流が大きいため、熱くなるのでこれくらいがありがたい。

 これと同時に、カップリング・コンデンサーをホブランドの6μF(ほんとは5μFが使いたかったが、手持ちにないため)に交換した。

参考までに使用したLEDのVref
 ・ピンク  3.2V
 ・ブルー  3.4V
 ・オレンジ 2V 
 すべて3φのものである。
緊急リポート TDA1541A エピローグ 試作 (製作編)
2006年05月22日 (月) | 編集 |
 それでは、今日は「TDA1541A エピローグ」の製作編だ。

 まず、基板の紹介(これは、試作基板なので、グリーンの1.6mmだが、本番は・・・になる予定。実は、私も知らない じんそんさんはいろいろ考えているようだ)

 それでは、ある程度時系列を追って紹介する。

 金曜日、帰宅時にポストにじんそんさんからの郵送品を発見。

 夕食後、落ち着いて開封。

 これが、基板のおもて
基板 おもて

 基板のうら
基板 うら

 そ、そして基板以外に添付されていたのが、こっ、これだ!
チップコン&抵抗

 やっぱこれ・・・苦手・・・、それにしても「なんでダブってるの?」

 よく見てみた。「ぎょえ~、違う!ダブってんじゃないや!抵抗だぞ~!」(今回は、ダンピング抵抗は基板の裏にチップ抵抗で取りつけるのです)

 SOPは「1543 えぴ」と同様。「う~ん、つらいな~、罰ゲーム強化!(笑・泣)」
フラックス

 これは「フラックス」。

 こいつをSOPやチップ部品にバッチリ塗りたくって、ハンダづけするとかなり簡単にハンダづけできる。す~っとハンダが流れてキレイにハンダづけができる。これは、便利!(あたりまえってか!)

 こいつがなかったら、まず私はギブアップだろう。

 少なくとも、チップコン・チップ抵抗・SOPのハンダづけを終えないと明日がツライ!手持ちにないパーツは明日の土曜日に買いに行かねばならない。おまけに、法事がある。

 つまり、製作にあてられる時間が少ないのだ。

 上記の作業を終え、音質によっては交換する可能性がある抵抗・コンデンサーを取りつけるところには基板ピンをハンダづけをして金曜の作業を終えた。4:30頃である。

 土曜日、アキバでじんそんさん、PROSTさん、くましろさんと待ち合わせ。それよりも前にある程度パーツを購入した。

 昼食を終え、みんなで残りのパーツを買い、家に帰って法事を済ませハンダゴテを持ったのが22:00頃

 さあ、残りのセットアップだ。

 ちょっとこだわって、入力部には、khimairaさんから教えていただいたルンダールのコイルを奢っている。
入力コイル

 OPアンプは、バーブラウン(BB)の627の音は、「ねっ、イイ音ってこういう音でしょ!」といった感じがして・・・なので、ハイスピードで音が前に出てきてふわっと自然で帯域バランスも良く解像度も高いAD847を使用した。(一番お気に入りのOPアンプ!)

 他の候補としては、AD844もステキ!

 おそらく、この2つブラインドテストされたら、私は聞き分けられないだろうと思っている。

 値段も、BBの627よりはるかにリーズナブルで、2個買ってもBBの627 1個より安い。

 とはいえ、1個で1,000円以上するOPアンプなので大変高価な部類だ。一度お試しあれ!
AD847

AD844

 そして、なんとか組み上げ、土曜日の深夜、日曜日の早朝5:00頃音出しにこぎつけた。
最初の音出し

 一番最初はこのコンストラクションで音出しをしたのだ。(昨日発表したものとは、かなりコンストラクションが違うでしょ)

 ちゃんと、音が出ていることを確認して、死んだように眠る。

 長くなってきたので、「おバカな失敗」と「その後の調整」については次回にまわすことにします!(つづく)
緊急リポート TDA1541A エピローグ 試作
2006年05月21日 (日) | 編集 |
 加筆しました!

 土曜日はさすがに更新する余裕がなかった。

 というのも、今回“最強の呼び声の高い”「じんそんさん設計による『DAC TDA1541A エピローグ』」の試作を行っていたからだ。

 例によって、試作はスピードが求められる。一刻も速く音出しを終え、問題がないこと、定数による音質のチェックなど、配付を受ける人のために改良点がないかどうか?を伝えるのが使命!

 今回は試作版の機能として、個人的にトランジスタ・LEDがすべて挿し換えができるようソケット式に作っている。(これがテマがかかるのだ!これによる今後のトランジスタのテストが容易にできる!)

 今回基板が届いたのは金曜日だが、今日の日曜日には、「音出しを終えなければならない」(助かった!これ土曜日に渡されたら私は壊れてました!・・・笑)

 よせばいいのに、またしても「おバカな失敗」をかましている。

 製作編よりもみなさん「音質がどうなのか?」が最大の関心なのでこちらからお伝えする。
 セカンド音出し1

 ねっ、ピンクでしょ!ブルーでしょ!オレンジでしょ!

 「1543えぴ」のときにも、「信じられないくらいの高解像度とワイドレンジさ」に驚愕した。

 「1543 エピローグ」を作った人にはイメージがわかりやすい表現をすれば、「1543えぴ に フル・ブーストをくれた音質」である。

 さらなる高解像度・ワイドレンジ・スケールアップした音場、感動した!

 さらに浸透力のある音質!演奏の訴求力がスゴイ!

 いくらでも、CDを聴いていたくなる!今まで埋もれていた聞こえなかった音が聞こえる!
LED アップ1

 ご存じない方のために、TDA1541Aについてごく簡単な解説

 TDA1541Aの音質

 音質で評価すれば、現在でも最高の音質を持つDACの石であると思う。

 太く、解像度も高く、アナログライクで非の打ちどころないすばらしい音質である。
 LED アップ2

 「TDA1541A エピローグ」の簡単な回路解説 

 これを、2パラでドライブ、LED電源(リップルフィルター)の低インピーダンスですべてを駆動する。

 「1543えぴ」から進化した部分は、デジタル段にもLED電源を投入しさらなる音質追求しているところだ。

 これにより、いままでの1541AのDACを超えた。

 じんそんさんが、「1543えぴ」を完成して、「1541Aがかわいそうだ!」ということを、あるときチラッと言った。

 完璧なリベンジだ!

 部品点数が多くて組み立て甲斐があるぞ~!

 ねっ、LUCYバージョンかわいいでしょ!オシャレでしょ!(お~、壊れてきたぁ~)

 もうボロボロです!みごとに壊れてます!寝さしてくださ~い!

3rd Stage ファイナル 究極改造「オール・フィルム」(ケミコンレス) 4
2006年05月19日 (金) | 編集 |
 さて、これからは試行錯誤&ツライ犠牲フライ(出費)から得た経験則の話である。(苦笑)

 最初に改造した「オールフィルム」の「音が薄い」のはなぜか?

 やったらまず最初に感じるはずだ。

 大きく分けて、2つの理由がある。

 1.パーツ

 パーツ(抵抗・コンデンサー)は音質をチェックして作られていないことが原因だろう。(絶対とは言い切れないけど・・・)

 多くパーツは音質より別の観点、つまり、材質・正確さ・安定性で作られている。

 パーツの性能は電気的特性で評価される。

 音質はなんぞは数値化できないが、安定性・絶縁性・耐熱性といったことは数値化できる。

 これがそのパーツの性能を示すものだからこちらを追求するのは経済の原則で仕方ない。(うんと、開発費等を提供すれば別だろうが・・・)

 では、「ケミコンが入っている時には『良い音』してたのに、オールフィルムに改造したらなんで薄っぺらな音になったのか?」

 音、それ自体の伝わり方

 音にはそれぞれスピードがある。高音→低音の順にスピードが遅くなる。(遅れる)

 1つや2つのパーツで遅れる程度なら、人間は遅れてきた低音を知覚することはできない。

 だが、10個,20個とパーツ(抵抗・コンデンサー)を通過してきた音はどうだろうか?

そう、高音・低音(もちろん中音も)スピードが乱れ、「薄い音!」となって感じられるところまで差が開くのだ。

 また、ケミコンぐらいの反応ならば、(なんとか)普通に聞こえるパーツであっても、フィルムコンだとごまかしがきかなくなったともいえる。

 話を中心に戻す。

 ということで、きちんとスピードの合った音質的性能を持つ抵抗・コンデンサーの使用が必要不可欠!

 つまり、もう一度抵抗・コンデンサーを再選択し直さなければならないのだ。

 蛇足だが、現在はこれを簡単にやってくれる回路も開発されている。

 カーオーディオではだいぶポピュラーになってきた“タイムアライメント”である。

 こういった真の意味で良いパーツを使わなければ、「薄い音」から卒業することはできない。
3rd Stage ファイナル 究極改造「オール・フィルム」(ケミコンレス) 3
2006年05月18日 (木) | 編集 |
 2日間に渡って、事前に大事なことについてお伝えした。これらを踏まえて、本題に入る。

 「オールフィルム」への改造それ自体は簡単だ。

 すべてのケミコンをフィルムに交換すれば良いのだ。

 方法としてはたったこれだけなのだが、ただ適当に大容量のフィルムコンを買ってきて交換すればすばらしい音が聴ける、というものではない。

 なんでこれが言えるか?というと何度もこれで失敗しているからである。(苦笑)

 自分の多くの失敗から得た経験則からはじき出した解説を行う前に、特性等きちんと証明されていることから始める。

 フィルムコンとケミコンの物理的違いをあらためてあげてみる。

 電気的な違い

・反応スピード
 フィルムコンはケミコンの反応スピードを1とするとほぼ5倍以上速い。ものによっては、もっと速いモノがいくらでもある。

・漏れ電流量
 フィルムコンは漏れ電流の量が(ケミコン)と比べれば圧倒的に少ない。
ただし、漏れ電流量による音質の差は聴感上は感じられない。測定器で測定すれば違いを目で見れるかもしれないが・・・

 こうしてみるとフィルムコンはすべてに良いことずくめにみえるが、欠点もある。

・容量,大きさ&価格

 フィルムコンは、ケミコンと比べると比較にならないほど容量が少ない。

 ケミコンなら、100μFというと「少ない」部類に入るでしょう。それに対し、フィルムコンだと「ものすごい多い」部類でしょう。

 それに、同じ容量/耐圧で比較するとフィルムコンの方がかなり大きい。

 そして、決定的にツライのが、「プライス」だ。フィルムコンの100μFなどというと、安くても5,000円はするでしょう。

 音質的な違い

・フィルムコンはケミコンと比べると圧倒的な反応スピードの違いにより、“音飛び”・“音離れ”が速いため「立体的な音場の広さ・大きさ」がケミコンとは比較にならない位広大!

 → これにつきる! この反応の速さが最大の魅力である。
3rd Stage ファイナル 究極改造「オール・フィルム」(ケミコンレス) 2
2006年05月17日 (水) | 編集 |
 ネットワークについては昨日述べた。

 次に問題になるのは、スピーカーそれ自体だ。

 現代のスピーカーは“低能率”のものがほとんどである。能率にして、正確な分類基準はないが、90dBを下回るものはそういって差し支えないだろう。

 この低能率なスピーカーに疑問がある。

 95dBや98dB、100dBを超える“高能率”なスピーカーとは、まるで反応自体が異なるのではないか?と考えている。

 dBはlogカーブなので、3dBも違えば必要とするアンプの出力は著しく増える。

 たとえると、“針の先でちょいとつつけば飛び上がるくらい敏感に反応する高能率スピーカー”に対し、“ぶん殴ってもかゆいかな?くらいしか反応しない低能率スピーカー”は同じもの(良いもの)なのだろうか?

 アンプ側でそれだけ大きくつっこんでやれば同じ、と言えるだろうか?私はそう思えない。

 上記のことから、低能率のスピーカーの理論的なことを読んで頭で理解しても私は低能率スピーカーに良さを感じない。

 「オールフィルム」にはセンシティブなスピーカーが必要だ。

 低能率なスピーカーでもセンシティブなものでなければ「オールフィルム」の真価を発揮することは難しい。
3rd Stage ファイナル 究極改造「オール・フィルム」(ケミコンレス) 1
2006年05月16日 (火) | 編集 |
 うがって読めば、問題発言ウルトラ連発なので、真意を汲み取っていただきたい。

 3rd Stage のファイナル 最終項目は「オール・フィルム化」である。

 私がいままでタマでアンプを作ってきて、これほど劇的に音質が変化したことはない。

 これがうまく創れた人はケミコンを使ったアンプを聴けない!それほどすごい音質なのだ。

 具体的には、ケミコンと比べて圧倒的に広い音場、音飛び、音離れ、リアリティーすべてに渡ってケミコンに勝っている。比較したくないレベルの差がある。

 だが、ちまたではほとんど改造はしたものの「音が薄い」といったことで“良くない”といった評価で終わっている例がほとんどだ。

 あたりまえだ。(パワー)アンプが音を出すわけじゃない。

 そのあと、すなわち、スピーカーが音を出すのだ。

  トータルで調整をしなければ結果を出すことはできない、一部(アンプ)だけを「オールフィルム化」しただけで評価する自体間違いである。

 とまず先に言っておく。

 「オールフィルム」をするには若干前置きが必要である。

 これからの話は非常に誤解を招きやすいので、ムッとしないで真意を汲み取っていただきたい。私はケンカを売ったり、イヤな思いをさせるつもりは全くない!

 では、続けます!

 アンプの後ろ、すなわち、スピーカーだ。

 フルレンジ一発の人は問題ないが、ほとんどの人が2WAY、3WAY、場合によっては、4WAYといったものを使っているだろう。

 ということは、(スピーカーの)ネットワークがあるはずだ。

 このネットワークにケミコン・オイルコンが使われていませんか?使われているなら、「オールフィルム化」は無効である。

 また、そのネットワークはP.P.Pに使って良かったパーツのように「音質的に信頼がおける」パーツが使われてますか?それを確認した上で使っていますか?

 よほど高級なスピーカーでない限り、メーカー製のネットワークのパーツは自作の人が見れば「信じられなくらいプアなパーツ」のはずです。逆にそんなパーツでバランスを取ることができるメーカー製のネットワークは優れているとも言えますが・・・

 メーカー製・純正を鵜呑み・盲信してはいけません。

 話を中心に戻して、なんで前述のようなことを言ったか?というと、「オールフィルム化」すると微少な信号に対してもセンシティブにデリケートにきっちり反応する。

 つまり、各パーツの“アラ”をものの見事にあばいてしまうのだ。”ピーク・ディップを感じたり”、“サ行がすってみたり”というふうに・・・

 せっかく、「オールフィルム化」したのに、その後にケミコンが入っていたり、P.P.Pを組むときに吟味して採用したパーツのように信頼がおけるパーツを使ったネットワークでなければ、出てきた音を正確に評価できていると言えるのだろうか?
3rd Stage ファイナル「予告」
2006年05月15日 (月) | 編集 |
 明日からついに、

    最終項目『3rd Stage ファイナル「オールフィルム」』
   
                                     を開始します。

 みなさん、“フルスイング・スペシャル”まで終了してますか?

 ぜひとも、“フルスイング・スペシャル”の音は聴いていただきたいと思っています!(これはお薦めの改造です!)
TVキャンセラーをつけた!
2006年05月14日 (日) | 編集 |
TVキャンセラー

 VICSにも対応していない純正のカーナビ、現在のモノと比べると性能はプアだ。CDだもんな~ HDD、ましてやDVDじゃない!!!渋滞情報ムリ!

 だが、車にいくつもマップ積んで、ながめるよりはマシな気がする。

 ここで、最新のHDDナビでもこの際買ってみるか?とも思ったが、「地デジ」・「ワンセグ」等がすべて内蔵されるまで買い控えるのが得策だろうと考えた。(たんなるボンビーなだけです!)

 なので、延命措置として今回TVキャンセラーをおごってあげた。

 インスパイアのTVキャンセラー「CMM-2210A」というモノ。

 非常に高価だ!がんばって調べてみていたが、どこでもプロパーで売ってる!(2・3割引じゃないなんて・・・)

 自分で取りつけることを考えたが、こいつはオーディオをはずすために「SST」という特殊工具が必要。

 すっごいチープなくせに、人様の足元を見るかのように高く、これ以外の用途には使えない単機能スペシャル工具!

 電話でショップに問い合わせて、値切ってみたら、「取りつけ工賃込みで、プロパー&消費税でいかがでしょう?」ということになり、購入を決意した。

 とりあえず、いつでもTVが映るようになって満足だ!こんな古いカーナビなのに画質は思ったより良い。

 というのも、このステーションワゴン、ルーフレールの陰で目立たないが、初期のなつかしい4本アンテナ型のごっついヤツ(こんなの誰もつけたがらないぞ~)がしっかり外付けでガッチリついている。(あらら・・・)

 これのおかげで、かなりキレイに映る。(ごっついのを、こうやってうまくつけたセンスはなかなかすばらしいと思う。日本仕様)

 「ま、渋滞のときにはいっか!」と思うことにしよう!

 日頃からあまりTVを見る習慣がないんだけど・・・(爆)

 
なつかしいなぁ・・・ジューシィ・フルーツ
2006年05月13日 (土) | 編集 |
 うわ~ん、なつかしい!ひょんなことから、シューシィ・フルーツのmp3を入手した。当時、高校生だった私のお気に入り。
jucy 1

 彼ら(彼女ら?)がデビュー直後、友人がアルバムを持参しコンセプトとか近田春夫をバッチリ語り、先に知識を仕込まれてから聴いたのでさらにぶっとんだ。

 一般的には、「ジェニーはご機嫌ななめ」・「恋のベンチ・シート」といったキワモノがシングルカットされ、ヒットした関係でああいう曲ばかりのコミック・バンドのように思われがちだが・・・真のねらいはかなり違うし、練りに練って作られたグループ&サウンドだった。
jucy 2

 プロデューサーの近田春夫本人が後に、「盗作騒動」でミソを付けたが、彼の卓越したポップセンスが惜しみなく投入された、コンセプトフルなグループだった。

 たとえば、「ジューシィ・フルーツ」自体が“あれの隠語”だし・・・
 
 ポップなメロディーとキャッチーなソングライティングで「エッチな内容」を歌い、20:00頃のゴールデンタイム進出を果たした。(というように、ほとんどのことにねらいとコンセプトがあった!!)
jucy 3

 サウンド面もひねりがきいて、当時まだ確立されていない最新の“テクノ”フレーバーを振りかけ、はしりだったアナログシンセをフィーチャーし、ポップス,ロックフィーリングも加え、ビビッドなサウンドメイキングでキャッチーなメロディーライティングだった。

 バッキング・コーラスも「かけあい」のようになってたり、「クサイ“でゅわ・でゅわ”」とか思いっきりがんばっているところが緻密!

 つまり、サウンド面でも手抜かりなく充分にしこまれていたのである。

 当時、女性ギター&ボーカルというスタイルでアイドルっぽくて、健全なスタイルは存在せず(ハードロックの女性はいた)、唯一無二のスタイルで出てきた。(いまだこういったスタイルはないでしょう!!)
jucy 4

 もちろん、すべての歌詞が「エッチな内容」ではなく、どれもポップスとしては、すばらしい出来のものばかり。

 とりわけツボにはまったのが、沖山優司のベースである。
沖山 優司

 はっきりいって、スーパーベーシストだ。残りのメンバーがあまり上手でないことと、誰がどう弾いてもクサイフレーズを弾いてるので、ベースプレイの超絶さがひどく目立つ!

 ジャストでキレのあるプレイに、メロディアスなノリノリフレーズで、(テクニカルでありながらそれを感じさせず)ドライビングするベース。当時“チョッパー”として台頭してきたグルーブ感を出しやすい奏法をまったく使わずに勝負していた。

 楽器もタダモノじゃなかった。いまでこそ、フェンダー・プレシジョンベースのブリッジ側にジャズベースのピックアップを増設する“PJスタイル”はポピュラーだが、当時は知らない人が多い最先端なスタイル。(当然、ボディをザグってのピックアップ増設&配線の改造が必要)な“PJ”を何気なく使っていた。サウンドは、「プレシジョンベースのようだがエッジの効いてるPJ独特のサウンド」を前面に押し出していた。
→ すっげ~かっこいい!としびれてしまった!

 調べたら、現在は「ゆず」のサポートメンバーもやっている。

 「おとめのカウントダウン」なんて、歌詞・メロディーともに秀逸だな~
 他には、「母がいろいろとうるさいの」・「おでかけコンセプト」など・・・
 ベースの超テクニカルな「夢ゆめ御用心」これは歌詞も・・・

 試聴希望の方はメールをください!

AUDIO6 音質・操作性など
2006年05月11日 (木) | 編集 |
 iAUDIO6に関する問い合わせをいただいたのでもうちょっとくわしくインプレしてみます。
iAUDIO6 3
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 最初に、「やっちゃいました」

 そうです、「落下テスト」かましちゃいました。(爆)

 背広の胸ポケットから床(コルクのフローリング)までポロッと・・・おそらく、140~150cm位の落下“耐対衝撃テスト”でした。

 ビビったけど、いまのところ不具合もなく故障していないので、現状大丈夫。
iAUDIO6 2

 購入を検討されている方の参考になればうれしいです!

 以下は、すべて私の主観によるものです。

 音質

 非常に良いと思う。他人に聴かせても、「mp3(圧縮ファイル)なのに音がイイね!」といわれる。

 秋冬用?のiRIVER IHP-140(H140)よりははるかに音が良い。

 BBEを効かせることで、失った高域データを補完する効果でかなり高分解能な音質を持っている。(あまり)強く効かせすぎると、歪んで聞こえるのがBBEの特徴)

 低域はBBEのMacha 3 BASSが効果を発揮する。
iAUDIO6 4

 加えて、5バンド イコライザーがありほぼどんなインナーヘッドホンをもってきても調整で好みの音質へもっていける。

 出力も充分にあるため、低能率のヘッドホンでも問題ない。(メーカーであるCOWONは大出力と誇っている お・・)
iAUDIO6 3

 再生CODECも多く、FLACにも対応していて守備範囲は広い。

 操作性

 スライドパッドは非常に感度が高い。個人的にはもう少し感度が鈍い方が使いやすい、と感じるが、逆に鈍いとスライドパッド部がすり減るだろう。やはりこれくらいにしておくことがベターなのかなぁ・・・といった感じ

 スイッチの「プッシュの押し込み量」は適当で、これ以上大きい・小さいと操作性が悪いと言われるだろう。

 スイッチの数が少ないスタイルだが、直感的にストレスなく操作できるので優れているかと・・・(まじめに、全部マニュアル読んでません・・・笑)

 PC接続時にうれしいのは、USBストレージモード(リムーバルディスク)として認識されるだけだ。勝手にソフトを起動させたり、動き始めるといったことはしない。これが非常に便利だと思っている。

 カラー液晶

 これはすばらしく高解像度でくっきり・はっきりなので感動している。
まだ、動画再生は試していないのが起動時・シャットダウン時の画面を見る限りは「すごいなぁ・・・」と思う。

 大きさ

 「もう少し薄いといいなぁ」と思う。
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 バッテリー

 少ない、とか、短いといった感じはない。1週間は通勤に充分使うことができる。

 その他

 カラーバリエーションがあるといいと思う。(残念ながら、ブラック1種のみ)

 かわいらしい“ピンク”があれば良かった?(笑)

 総合評価

 自信を持って他人に勧めることができる“携帯オーディオ”だ。 音質・操作性申し分ない。大変優れたモデルだと思う。個人的には非常に気に入った。(想像以上に良かった・・・笑)

 こうやって誉めたからと言って、私はCOWON社からは一銭もいただいておりません。(爆)


ひさしぶりの・・・ 12 APPENDIX 2(くやしくなったぜ!)
2006年05月10日 (水) | 編集 |
ECL805

 上の写真は、AEGのECL805(ECL82/6BM8とのダイレクト挿し換えは不可能!)

 テレフンケンS81には、西ドイツ時代のテレフンケン製ECL82がついている。

 最初から、(現在では)“最高といえるのもの”がついてしまっているので、正確な音質判断ができないと思い、一般的なアメリカ製の6BM8を買いにアキバへ行った。

 WEBで捜していると、もう6BM8の入手はかなり厳しそうだ。
 やはり、手軽なのと、「超3結」で使用される真空管でポピュラーなことで品薄になっているのだろう。

 直接アキバを捜した方が速そうだ!

 「RCAとか、ECG フィリップスあたりのものが手にはいるといいなあ・・・」というようなことをもくろんでいた。

 で行ってみた。

 「全然、ない! なんで、ECL82/6BM8だけがが枯渇してるんだ!」
 あるのは、ロシアのスベトラーナ・EHといったものばかり・・・

 「(ねらっていた系統のものはなく)なんとなくくやしくなってきた!」

 さすがに、自作のアンプで“3極5極のMT複合管”はやらないと思っていたので、まったく持ってない!

 → このカテゴリーに手を出すよりも前にやるべき真空管が多い、と思っている。

 つまり、まだまだ直熱管でポピュラーじゃないために安価で売られている“隠れた名真空管”があるのだ。

 やはり、傍熱管よりも直熱管/5極管より3極管の方が音質は優れる。このカテゴリーよりも追求したいのだ。

 それゆえネグっていたカテゴリー。

 また、目にした“3極5極のMT複合管”は“ピン接違い”のビンテージ期のモノが多く売られている。

 それも、価格はプレミアがついた「ECL82/6BM8」とは比較にならないくらい安い!とはいえ、10年前と値段が変わっていないというべきか・・・

 これなら、MULLARD,TELEFUNKEN,SIEMENS,AEGなど選び放題!で入手できる。

 それで、ダイレクト挿し換えは不可能だがくやしくて買ってきたのが、冒頭の写真の「AEG ECL805」(ECL85の高信頼管)だ。

 間違いなく“共産ダマ”(東ドイツ製)のAEGだが・・・

 安さに負けてつい・・・

 ぜってー何とかしてやるっ!

 とはいえスペースがないため道のりは険しそう・・・

 とりあえず、基本的作業は終えたのでこれでテレフンケンS81(Telefunken S81) レストア&アップデートはひとまず終了とします。

今後、なにか結果を出したらご報告いたします!
ひさしぶりの・・・ APPENDIX 11
2006年05月09日 (火) | 編集 |
 調べてたら、“ピン接”が全部違うので腹が立ってきた。

 ヨーロッパ管の“ピン接”はデータの入手が難しいので、ここで一気にまとめて紹介する。

 参考になるように、ひととおりこの手の3極5極複合9ピンMT管の“ピン接”を以下に並べてみた。(このブログなぜか、写真の右横に文章を書くことができない、なんで?)

 参考になるように、一番最後に、ポピュラーな“GEの規格表による6BM8(ECL82)のピン接”も載せておいた。

 比べると表記の違いをわかっていただけると思うが、ECL80~ECL86までのピンの並びを“GE風に変換する”と「時計の1時の位置のピンが1番ピン」になる。あとは時計回りに数えれば良い。

 規格は割合と簡単にネットで調べられるので省略するが、「なにもECL82/6BM8が特に優れたタマではない。」

 ヒーターが大飯食いのECL85の方が絶対音が良いだろう。(まだ試していないが・・・いずれ・・・)

 というように、“ピン接”が違うために“不遇な扱い”を受けているビンテージ期のタマを使って遊ぶのも愉しい!

 ヨーロッパの本からのスキャニングなので、ヒーターが「F」→フィラメントとなっている。ホントは「H」じゃなきゃわかりづらいんだけど・・・
ECL80

ECL81

ECL82

ECL83

ECL84

ECL85

ECL86

6BM8

ひさしぶりの・・・ 10(回路解析2)
2006年05月07日 (日) | 編集 |
 ここで、テレフンケンS81(telehunfunken s81)の回路解析をまとめる。

 これ、なんと無帰還だ。1,000pfで高域をアースしているので、帰還をかけずにすませているんだろう。
 S81回路図

 驚いたのが、デカップリングコンデンサーの平滑容量の少なさである。ダイオードの後50μF一発で基本的に終わりである。

 チョークも入れていない。どんなに少ない電流量のシングルアンプでもこれではハムをとりきることは不可能である。

 上記の条件にもかかわらず、なぜそれが可能なのか?

 さすが真空管のゴールデン・エラだ!かなり練られてる。

 小さなOPTに秘密が・・・

 最初、回路図を見たとき「これ、表記のまちがい?」などと思っていたが、これが正しいようだ。こんな小さくても、カスタムメイドでおそらくきちんと測定して仕様を決めていると思われる。(あたりまえ?)

 OPTについて

 1次側に特徴がある。
 
 通常一次側のワインディングは、(SGタップを入れたにしても)「B-SG-P」と並ぶ。

 ところが、これは、下側B電源側から見てSG-B-Pと並んでいる。
回路図2

 これは珍しい。SGがB-Pの間にないのだ。これで、「表記の間違い?」と勘違いしてしまったわけだ。文字で書くと非常にわかりづらいが・・・“P.P”っぽくなっているわけだ。

 特徴的な、B-SGを逆巻線でタップをとると(電気的にみると)B-SG間はOPTをCHとして扱っていることになる。そして、巻線方向が逆になることでP.P用のOPTの用に直流磁化を打ち消す方向へ働く。

 ただし、この場合はP.Pの用にまったく同数逆に巻いていないので、直流磁化を完全に打ち消しハムを消すことは不可能である。(シングルの場合はトランスのコアが直流磁化してしまうものなので、この場合、特性が満足できるところまで打ち消すことで良し、としているのだろう)

 でも、これスゴイなぁ・・・、このOPTの巻線パターン、タマをやってる人なら、おそらく一度は思いつくか、考えたことがあると思う。自分でもこれはかつて思いつき「やってみたい!」と思ったが、こんなOPTを特注できる財力もなく妄想で終わってしまっていた。
 実存していたことに感動する。そして、この回路を追い込んでいた製品があったなんて・・・

 ハムの打ち消し

 これが巧妙だ。

 OPT(CH部)で消せないハムをSGに入れる前のデカップリングの50μF(う~ん、時代を感じる容量だ。現在なら47μF)で消し、さらに、出力段の逆相になる初段、なんと2μFで打ち消す。

 この2μFがスゴイ!測定器を使って検証していないが、デカップリングコンデンサーに2μFはありえない値だ。コンセプトなしで使ったら、設計ミスと断定される値!(一般的なら、22μF~47μFあたりを持ってくるでしょうね)これは、打ち消しを測定で確認しながら決めたとしか考えられない。

 このハムをもってハムを打ち消すスタイルはアルテックの業務用(シアター)アンプ、1568/1569でも見られる。

 脱線するが、やはりケミコンに対する信頼度が低いからこのようなテクニックを駆使したのだろうが、アルテックなら業務用だったのでこんなことせずに、ケミコンもタマと一緒に定期交換することにして大容量のケミコンを最初から使えば良かったんじゃないのか?などと思ってしまう・・・この辺は事実を知っている人がいたら、ぜひ訊いてみたいな!わざわざこうした方が音が良い!なんてことがあるのかな?

 初段

 実はいまだに自信が持てないのだが、ここはいくらチェックしてもカソード抵抗が見たらないのだ。

 もしかすると、「ゼロバイアス回路」を使っているのではないか?と思っている。

 タマの回路で唯一感覚的に理解できないのが、「ゼロバイアス回路」だ。カミングアウトすると、配線を勘違いしミスってゼロバイアスをやってタマを壊した経験があり、どうしてもおっかない。
サプライズ!! イワメ
2006年05月05日 (金) | 編集 |
 やっと仕上がってきた。 できばえが抜群にすばらしい!
イワメ全景

 約3年かかった。魚体の色を何度も何度も確認しながら作業を進めていただいたので、ものすごく手間もかかっている。

 これだけリアルな「剥製」を創ることができる人は滅多にいない。

 感謝の意をこめて、ご紹介申しあげる。

 奥井さんという方で、近々HPを立ち上げるとのこと。(そのときはあらためて、ご紹介させていただくことにする)

 彼は、テンカラの釣り師としても一流の腕前。

 奥多摩の小菅村で堀江渓愚さんとともに、時折インストラクターもしている。

 さて、これは「イワメの剥製」です。 「ヤマメ」の誤謬じゃない。
イワナの銘板

 わかりやすく言えば、「イワナとヤマメのハーフ」。

 正確に記述すると、「イワナとヤマメの交雑種」という。交雑種のことを総称して「F1」ともいう。他の渓流交雑種として、ブラウントラウト&ブルックトラウトのものがポピュラーかな。
 ちなみに、養鱒場ではいろいろな交雑種ができてしまうようです。(なるほどね~)

 自然界でも稀に発生するが、ここまで大きく育ったモノ初めてだ。

 レアな割に、20cm程度のモノはけっこう釣っている。かなりしっかりアタってくれるので、これくらいの大きさのときにほとんど釣られてしまうのだろうと思っている。

 なので、これは食べるには惜しく「剥製」にした。(爆)

 人間と同じく、“ハーフ”はどちらの特徴も強く表れる。

 こいつも、魚体のイワナ,ヤマメの両方の特徴が強くはっきりと現れている。

 横(正面)には、ヤマメの特徴である“パーマーク(幼魚斑)”がしっかりある。
パーマークのアップ

 上から正面上部にかけては、イワナの特徴である“虫食いみたいな模様”がはっきりでている。
 よく見ると、下方の腹部あたりまで“虫食い”が出ていて、「F1」らしい特徴だ!
虫食いのアップ

 腹部には、イワナのようにオレンジ色がでている。

 鼻も曲がり、歯も鋭くなり、どう猛な出で立ちだ。できれば、40cm欲しいところだったが、38cmだ。(く~!!!)
口元

 尾ビレや各ヒレにキズ・欠けがない(無修正だ!)、ほぼ完璧な個体。

 晩秋の奥多摩のイワナ・ヤマメらしい美しい色である。
KOSS THE PLUG 金属管
2006年05月04日 (木) | 編集 |
 加筆修正しました

 さて、期待の金属管制振(ダンプ)だ。

 どれくらい良くなってくれるのか? 使いモノになるのか? 期待している。

 材質の選択

 材質による音質の特徴・クセがある。どれを選択するか?

 だが、真鍮が好きなのでこれを第一候補にした。
パイプ

 購入できたのは、すべて真鍮はムリで、外側に使うモノがアルミ、内側に使うモノが真鍮というコンビネーションになった。
 深いコンセプトをもって材質を選ばなくても「オリジナルの黒いパイプ」よりは必ず優れているハズなので、良しとしました。(あぁ)

 作り方

 結局、長さを上手に決められずに何回か失敗した。

 17mm,12mm,10mmと作ってしまった。(バカね~)

 結論からすると、一般的な耳に合わせると8mm前後(6~8)くらいが良いようだ。

 今回は、外側に6φのアルミ管(内径4mm)&内側4φの真鍮管(内径2mm)のmのを使用した。

 できれば、イヤホンにドンピシャではまる、内径3.5mmのものが欲しかったが、「一般的に入手できない規格」とのことであきらめた。

 0.5mmのすきまができるが、接着剤を流す、といったことで対応することにする。

 ちなみに、ネットで調べたときに、ダイソーで「パイプカッター」を買って使った、ということが書かれており、DIY屋さんへ改めて買いに行くのも面倒なのでギボシとともに買ってきて使った。(アルミ・真鍮といった柔らかめの材には使える)
パイプカッター

 製作(8mm用)
4mm

(写真は、失敗した17mmバージョンのモノ)
1. 8mmに6φのアルミ管(外側用)をカットする
2.  4mmに真鍮管(内側用)をカットする。(イヤホンの突起が4mm程度あるため・マイナス4mm)
3.  8mmにカットした真鍮管をアルミ管に打ち込む(クリアランスが厳しいので、ハンマーは必要になるでしょう。割合簡単に打ち込むことができます。)
4. 多少の面取りをして、6φより小さめにする。(こうしないと、私は耳がイタイ!思うに、6φのパイプ&カナル型のイヤーピース装着→一般的な耳の穴にはキツイんじゃないかな・・・)
5. イヤホン本体に接着する(アラルダイトとかのエポキシ系接着剤)

 スピーカーのドライバーの場合、ホーンとドライバーの接合部がズレてしまう“段付き”をなくすようにキレイに削って合わせるが、「(微妙にズレてるに違いないが)2φに音道を合わせてあげるだけでも充分でしょう!」、と思い、“段付き修正”はネグった。(コアだなぁ・・・)

 試聴

 予想どおり、音質的にかなりグレードが上がる。とても、2,000円クラスの音じゃない。分解能が上がりさらにハイが伸びる。

 その分KOSSの売りの「低音バッチリ」が多少減った気がするが、そうではない。パイプでマスクされ強調されていた低音の解像度が上がり、引き締まった低音になる。

 ギボシほどではないにせよ費用対効果は高い。なんせ、パイプ2本で295円だった。

 試す価値は充分にある。

 明日は「サプライズ!!」 (今日は、出かけて、ぐでんぐでんになってる!・・・笑)

KOSS THE PLUG  やってみた “ギボシ改”
2006年05月03日 (水) | 編集 |
 いきなり、真鍮・アルミといった“金属管”へ突入する前に、まず、ネットで定評ある「ギボシ改」をやってみた。

 おそろしく簡単だから・・・ 「ギボシ改」で聴きながら、次なるアルミ&真鍮管による本格的な制振(ダンプ)バージョンを創ることにした。試聴も兼ねることができて一石二鳥!

 さて、オリジナルのゴム管と比べて、どう音質に変化があるか?楽しみである。

 作り方(というほどでもないが・・・)

 それこそダイソーで100円のギボシを買ってきて、自分の耳がベストフィットになる長さになるように何回か切って長さを調整すればバッチリだ。
ギボシ

 これだけじゃ、「ギボシのサイズがわからない」という人のために!

 イヤホンのパイプが4φなので、4φがはまるギボシならなんでもOKである。

 どれを買っても、たくさん入っているので失敗しすぎて足りないということはないだろう。
ギボシ改造

 (写真上左から、ギボシ、ギボシをカットしたモノ、カットしたモノにイヤーピースを装着したもの)

 そして、おしゃれに決めるなら、「SONY EP-EX1」というイヤーピースを買ってきてつければ完璧である。
ソニーのイヤーピース

 試聴

 少なくとも、オリジナルの「思いっきり安っぽい黒いパイプ」より柔軟性があるため、その分ダンプが効いて良い音に感じる。(この解説もっともらしいけどまったく説得力ない・・・笑)

 音質は、ダイナミックレンジが広がってリッチな感じの音質になる。

 定評がある改造方法ということがよく納得できる。

 評価

 費用対効果はきわめて高い。
 試す価値は充分にある。

 こんなことも・・・

 「ギボシ改」を調べていたら、「ギボシ」のことで次のようなツッコミを入れている人がいた。「ギボシの人体への影響(環境ホルモン等)を考えずに使うのは良くない!」だって・・・



KOSS THE PLUG さて・・・
2006年05月02日 (火) | 編集 |
 スペックを調べると、こいつかなり能率が高い。112dBとなっている。一般的な106dBあたりのモノと比べるとかなりの高能率。

 私は“高能率”は大好きである。

 だが、高能率は、ピーク・ギャップが出やすい。

 その反面、“華”がある。 問題は、「“華”を残し、クセ(ピーク・ギャップ)をどう、取り除くか?」だ。

 KOSSは“ゴムのパイプ”で適当に減衰させてクセを消している。(これはこれで安く、うまい対処だと思う)

 しか~し、アルテックのドライバー&デッドニングホーンを使っている人間としては、この対処は許し難い!

 もうちょっと、しっかりした制振(デッドニング)をしてみたい。

 具体的には、パイプ(管)を用いる。

 質量的には、ステンレスを使いたいところだが、自分で切断等の加工作業を考えるときつすぎるので、真鍮もしくは、アルミを使うことになる。

 アルミでも、真鍮でもこれだけ細く小さいパイプでは制振しきることは不可能(太ければ耳に入りません 笑)なので、多少なりとも高域に付帯音がつくことは避けられないが、ゴムよりは許せる。

 それと、いくらなんでも、これだけ細い配線材を多少なりとも何とかしたい!

 だって、みなさんスピーカーには太いコード使うでしょ!

 基本的にはスピーカーもイヤホンも同じだもん。とはいえ、イヤホンなので太くするにも限度はあるけど・・・(笑)
KOSS THE PLUG ばらした
2006年05月01日 (月) | 編集 |
KOSS パッケージ

 これが、パッケージ

 ネットで見てたのとは違ってニューバージョンのようだ。
KOSS 内容

 開けると、予備のイヤー・プラグが入ってる。
KOSS はずすと・・・

 はずすと、「すっげー、ひでー、バリを取ってねぇ~」(怒)
KOSS そしてアップ

 アップで撮ったけど、バリだらけのが見えるかな?
KOSS OPNENER

 カッターで切れ目につっこんで、“テコの原理”で何カ所か開くとはずれる。

 (注)必ず境目は微妙にキズつきます。あきらめましょう。
KOSS ダイアフラム

 ダイアフラムのアップ。

 パイプの直径、約3.5mm(つまり、3.5φのパイプがつくように微妙にちいさくなってるってこと)

 パイプの内径、2mm

 パイプをアルミか、ブラスにしてみようと思う。

 さて、今回やりたいのは、配線材の変更!

 多少ゴツくても良いから、もっとマシなものにしたいのだ。

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