自作オーディオの情報発信基地! Little Lucy "the lotus"の製作応援もキープ・オン! 真空管・DACを使って音楽を愉しむことから、新たにアウトドア,ギター,渓流釣りも加えジャンルをブロード! メール待ってま~す!(プロフィールの下の「Mail」をクリックしてネ!)
P.P.P ・・・ケミコン・・・
2006年01月30日 (月) | 編集 |
 「高耐圧のケミコンが入手できない。」,「買ってきたケミコンがキレイに入らない。」,「ケミコンは何がいいですか?」といった問い合わせがいくつか来ています。

 「ケミコンが入らない」、ということに関しては、別にキレイに入らなくてもいい、と思ってます。じんそんさんのDACを作るときに音質優先の結果、私はいつも基板からはみ出してしまい「場外乱闘」と言われています。(笑)

 たしかに、基板だけ見るとはみ出ているのはかっこわるいけど、シャーシに入れてしまえば見えない。

 ということで、音質優先して「場外乱闘」しています。(えぴの写真を参照してみて、思いっきり黄色いフィルムコンがはみでています)

 とはいえ、価値観は人それぞれなので押しつけるモノではありません。徹底的に捜すのも「あり」とは思います。

 「ケミコンは何がイイですか?」 これについてあえて誤解を招きかねない答え方をします。「答えられません。」

 なぜなら、「質問された人がどういうジャンル・音質が好みで、現在どういうパーツで組み上げ、どういう装置で聴いていて、現在の音質からどういった方向に音質を調整したいのか?」がわからないからです。

 これじゃあ、あんまりなのでウラワザのケミコンを紹介しましょう!

 「音の瞬発力・音離れの良さ」→「ケミコンにとってある意味でもっともツライ性能」で高い評価を得ているのが、マニアの間で好んで使われる「ストロボ・コン」です。

 そう、あのカメラのストロボ用のコンデンサーです。ストロボのフラッシュを点灯させるために“瞬間的に放電すること”に関しては、「もっとも性能が優れている」といってもよいでしょう。

 つまり、“音離れの良さについては折り紙つき”です。

 だが、「総合的な音質については、良いかどうか?はその人の好みによる」ので「試してみて!」としか言えません。

 今回、“試聴会用スペシャルP.P.P”では、使い捨てカメラ用のストロボ・コンを8発使いました。写真を見ていただければおわかりいただけると思いますが、基板の裏側に寝かせてつけており、少なくとも「キレイに収まって取りつけてはいません」(笑)

 「使い捨て用」というのがひっかりましたが(笑)聴いてみると「音離れ良く、音質も厚みがあってなかなか良い」です。(耐久性はどうかなぁ・・・)

 こんなものも選択肢に入れてみると良いかもしれません。もうストロボ自体がアナクロなパーツとなったせいか、ジャンク屋で結構安く売っています。(ほんとは、すごく高いケミコンなんだけど・・・)

 

 
スポンサーサイト
セカンド・ラン 作例 第1号 妹尾さん
2006年01月29日 (日) | 編集 |
妹尾さん


 OPTや電源トランス、カップリング用のコンデンサーmusicapなど主立った部品類が偶然にも、金曜日のうちにそろい、その晩から組み立てに着手しました。
 バラックの組み立ては土曜日に終わり、音出しに成功しました。

 2時間、3時間たつにつれて音が変化していきます。

 予想以上に解像度がいいというか、エージングの進行が楽しみです。

 私の気むずかしい樽スピーカーがいい音出しています。

 さて、ケーシングが、結構大変でした。
 最初は、大きめのケースを買って余裕のレイアウトのつもりでした。
しかし、電源トランスのRA50意外にでかく(背が高く)、うまくいきません。

 結局採用したレイアウトは写真の通り、結果としてLucyさんのプロトと似てしまいました。

 いくつも大きな穴を開け、パーツをケースに収め、火をともすと、すぐヒューズが飛びます。

 おや、どこかでショートしているのかしらと思ったのですが、ヒューズの容量500ミリAが小さかったようです。
バラックの時は問題なかったのにと、10個のヒューズを飛ばし、結局、ヒューズを迂回、昨日の音がよみがえってきました。

 B電源のスイッチはまだつけておらず、これからもいじり倒したいと思っています。


速い!シャーシ加工まで完了している!すばらしい!

 ヒューズはスローブロータイプにした方がいいかもしれませんね!
 もしくは、サーキットプロテクターにするとか・・・

 保護回路は入れましょう!

P.P.P ケーシング&部品の取りつけ
2006年01月28日 (土) | 編集 |
 「ケーシングをどうするか?」といった内容の質問をいくつか受けておりますので、こんなことを書いておきます。

 参考になるかなぁ・・・

 私のように、「シャーシ上面にぶら下げるような形で基板をつけて、タマを見せる」スタイルを考えると、

 ・基板上面のソケットをつけると、“ソケットから基板までの空間”ができる。この“空間”をデッドスペースと考えた。

  → この“空間”に収まるものはここにつける。
  → 収まらないモノは、基板の下側につける。

 とすると、シャーシを薄く仕上げる方向にシフトできる、と思います。

 なんで「薄く」したいのか?って、「だって、タマが小さいんだもん!見た目のバランス悪くなっちゃうじゃないですか・・・(笑)」
到着の連絡ありがとうございます!
2006年01月27日 (金) | 編集 |
 今日はちょっと前に帰宅しました。

 多くの方から「到着連絡」をいただきありがとうございます。

 ホッとしました。

 みなさんのところで「良い音で鳴ってくれること」を心から祈っております。

 
P.P.P こんな配置でスペシャルを創りました!
2006年01月26日 (木) | 編集 |
 「P.P.Pプロトタイプのように、コンパクトにまとめるにはどうしたらよいか?」 という問い合わせを多くいただきました。

 気持ちわかります! タマが小さいんだから、できる限り小さく創ってかわいく仕上げたい! 私もそう思いました。

 いま、スペシャルP.P.Pが手元にないので新たに写真を撮ってお見せできませんが、前にお見せした写真をもとに説明します。

スペシャルP.P,P


 上の写真は再掲ですが、こんな配置でつくりました。この面を基板の裏側(下側)とします。

 ・ ヒートシンクがジャマ(with トランジスタ)
 ・ ケミコンの壁がジャマ

P.P.P基板


 上の写真これを基板の表側(上側)とします。

 この部分(上の写真の下方部分 約5cm以上ある)がなくなれば、ちょうどその部分は「PT&OPT×2の配置スペース」に化ける。

 → ならば、どうするか?

   ・1つめの写真のように、ケミコンは裏側(下側)に横に寝かしてつける。
     → 寝かすことで薄く仕上げられる!
   ・ヒートシンクは使わない!
     → トランジスタをシャーシ天板に直につけ放熱する。(これがプロトタイプのトランジスタ装着方法です!)
     → 基板のEBCから配線材でトランジスタを延長してつける。
     → これで、トランジスタを好きなところまで持っていける。
        (できれば短めにね!)

 この2つの方法で、タマの後ろ側の上側はスッキリします。

 あと、端子台は1枚目の写真のように基板裏側(下側)につけた方が始末がイイ、と思う。

 加筆修正しました。
WE OPT500Bのワインディング
2006年01月26日 (木) | 編集 |
 WE OPT500Bの結線についてコメントをいただきました。

 興味のある方もいらっしゃると思いますので、記事で説明いたします。

 1次側 5-6&7-8
     ・ 6と7がB
     ・ 5と8がそれぞれP1P2

 2次側 1-2&3-4
     重要なこと
     ・シリーズ(直列)でつなぐか?,パラレル(並列)でつなぐか?は「聴いて決めること!」

     → 「力感がある方(気持ちよく聴こえる方)が正解!」とします!

 自分が気持ちよく聴こえれば、それが一番です!

 
セカンド・ラン 第一陣 発送完了!
2006年01月26日 (木) | 編集 |
 メールでお伝えしましたように、今日木曜日までに振り込み確認ができた方のP.P.Pは発送しました!

 (雪の影響がなければ)明日には、届くそうです!

 ごめんなさい!九州の方は明日の到着はムリとのことです!
 でも、送料は、(佐川の人が)交渉した額じゃムリ、といわれてエクストラコストを支払いました。こちらでもちますので、明日の到着はカンベンしてね!

 さあ、このあといくつかいただいてる質問などに答えます。

 しばし、休憩でぃす!
今日はせっせと宛名書き
2006年01月24日 (火) | 編集 |
 今日はせっせと宛名書き!

 速い振り込みありがとうございます! 月曜・火曜連日10名を超える振り込みをいただきました。

 この2日間に振り込み確認ができた方の宛名書きは終了!

 今日はこんな感じ!

 明日、箱詰めしよう。宅急便の宛名書きは筆圧パワーがいるなぁ・・・

 
ホントにうれしい!
2006年01月23日 (月) | 編集 |
 「試聴会」の記事にも書きましたが、いらした方は一人として、「斜に構えて批判的に聴くこと」をされていなかった。

 たいがい、試聴会にはそういった人がいて「落としどころのない指摘をして」イタイのだ。

 加えて、装置・ケーブルなどに対する考え方はいろいろある。こういったことにとらわれず、用意したDAC・アンプの音質を真摯に聴いてくださっていた。

 今回のような試聴会は滅多に経験できない!師匠の試聴会でも必ずイタイ人がいて、休憩時間がくるたびに消耗する師匠の姿をいつもみていたからである。

 昨晩、用意がととのったのでセカンド・ランで予約をいただいた方に、やっとご連絡メールを送ることができた。

 遅くなったことで、おしかりを受けるか?とドキドキしていたが、励ましの返信を多くいただいた。

 振り込みも大変速やかで、一番速い方はまだ私がご連絡メールを出している最中であった。

 今日も帰ってきて、WEBで振り込み確認をしたら、多くの方が振り込んでくださっていた。

 メールでも「振り込んだよ!」というご連絡メールを多くいただいてます。

 だんだんドライになる世の中で、こういった心の通うあたたかいつきあいをしていただけることが、何よりもうれしいです!

 コメントも多くよせていただいて大変うれしいです!

 少しでも、「大人の放課後のクラブ活動」が発展し、「閉じた自作の世界が開いたものになること」を願っています。

 これからもよろしくお願いします!

 明日から、「宅急便の送信票(伝票)の4連?カーボン」と戦います!(笑)
P.P.Pセカンド・ラン 袋詰め完了!
2006年01月22日 (日) | 編集 |
P.P.P袋詰め完了


 ソケット到着しました!
 P.P.Pセカンド・ラン 袋詰め完了!

 経験豊富なじんそんさんにアドバイスをいただいて、「エクスパックはタマを同封するなら避けた方が良い」とのことでしたので、明日佐川急便に連絡します。

 当初、「着払い」の予定でしたが、「少しでも安くするために、元払いに変更します」

 これから、発送料を含めた額をみなさんにご連絡いたします!

 最後に、届く人は何時になるかなぁ?(こわっ)
「試聴会」にいらしていただき、ありがとうございました!
2006年01月21日 (土) | 編集 |
 荒天に恵まれ!(怒) いらっしゃるのも大変な状態にもかかわらず、会場いっぱいの方に来ていただきありがとうございました。

 じんそんさん、khimairaさん、PROSTさんのDACはどれもレベルが高く、またソースもやまださん、WSさんのすばらしい高録音のものばかりのセレクションにより、かなりすばらしい試聴会だったと思います。

 日頃、一方通行のコミュニケーションから、コメントをよせていただいている方との顔合わせもかないましたので、いらした方とは文字によるコミュニケーションでも誤解・齟齬はなくニュアンスが伝わるようになった、と思うのです。

 雰囲気も非常になごやかで、よくあるピリピリしたものとは違い個人的にはなかなかないパターンの試聴会だった、と感じています。

 参加してくださった方、じんそんさん、khimairaさん、PROSTさん、やまださん、WSさん、くましろさん 会場をこころよく提供してくださったアムトランス代表草薙さん、ありがとうございました!
JKL試聴会は明日、1/21(土)13:30~です!
2006年01月20日 (金) | 編集 |
試聴会看板


 “JKL試聴会 vol.1”は、 明日、1/21(土)13:30~ アムトランス本社ビル1F オーディオショップで行います。

 天気が・・・ですが、みなさんのお越しをお待ちしております。

 「P.P.P試聴会スペシャル」もWE396Aのエージングが完了し、いい調子で鳴ってます。
P.P.P オリジナル(プロトタイプ) 
2006年01月19日 (木) | 編集 |
P.P.P オリジナル プロトタイプ


 これが、一番最初にP.P.Pを具現化したものです。

 きっかけは、左右についてる銀色の「WE OPT500B」というOPTが手に入ったからです。すごく小さい!

 このOPT、規格上はまったくスピーカーを鳴らせるモノではないのですが、ある店の店主から「この巻線比、DCRから判断するとまともなプッシュ・プルのOPTだよ!でも、いいとこ2Wが限度!」ときかされていたのです。
 
 それで、これが運良くオークションで格安で手に入れることができたので、「WE396Aのパラプッシュなら充分だろう! よ~し、いっちょやったるか!」で創ってみたのです。

 見ていただくとわかりますが、この「オリジナル」シャーシ規格は、タカチのWO44-16-23ですが、実際の幅(サイドウッドなどがあるため)が153.5mm×194.5mm×37mmという小さいモノを使っています。

 具体的に言うと、「P.P.Pの基板と同じ大きさ=縦横をひっくり返した大きさの面」に、OPT&PTまでを配置しているのです。

 おかげで、配置・配線のきつかったこと、大変でした。しまいには押し込んだし・・・(爆)

 これをもとに、より回路構成を豪華にして組み立てやすいように改良を加え、配線も理想的(これはじんそんさんのスゴさ!)に、じんそんさんと何回も打ち合わせをしていただいて、コンパクトにまとめた結果、日の目を見たのがこの「P.P.Pの基板」です。

 「OPTで決め手がない!」とお困りの方のご参考までに・・・

 でも、「WE OPT500B」のマーケット・プライスはビックリするほど高い!
P.P.Pの抵抗セット
2006年01月18日 (水) | 編集 |
 現在でも「ナリタさん」のところでオーダーできます。セカンド・ランの予約者の方、それ以外の方でもご覧になると面白いですよ。

 ギターのエフェクター関係のパーツも力を入れていて、私が日本で10年近く入手不可能だった「VACTEC(バクテック) VTL 5C1」という「オプト・カップラー」をここで買うことができました。

 ちょっと脱線しますが、これはフェンダーのギターアンプの“SUPER CHAMP”に使用されているパーツで耐久性もあまり良くないうえに性能はあまり良くない、だけども同等品がなく入手が難しいパーツです。(アンプの回路図にはこのVTL 5C1と製品名が書かれていないため交換のため買おうとしても困ってしまうのだ。)

 同時期に作られた“DELUXE REVERB Ⅱ”には、「VTL 5C2」が使われています。

 このパーツが死んで、ジャンクとなっている人が多いと思いますので、この機会に直して復活させてあげましょう!

 おそらく、この記事をアンプのリペア屋さん、楽器ショップの人がみたら狂喜乱舞するパーツです。だからといってうんと高価なパーツじゃないのだ。それだけに手に入らなくてくやしかった。

 アドレスを載せておきますので、見てみてください!店主の方も大変気さくな方です!

 通販もしてくれます!

  http://www.naritaonlineshop.com/

 アキバにいらっしゃることができない方にとっては、便利かと思います。

 さて、話を戻して、この「P.P.P抵抗セット」は入手可能な現行品では音質的にもかなりすばらしい。(個人的には、ベストと思う!)

 悩みの種は、フィルムコンかな?
P.P.PのPT(パワートランス)の規格
2006年01月17日 (火) | 編集 |
 「P.P.PのPTを特注したいので規格が知りたい!」という問い合わせを数件受けました。

 ファースト・ランでフェニックスにオーダーしたときの規格をお知らせします。

 40VAとして
 6.3V×1.2A×2=15.12VA
 220V×0.11A=24.2VA 
 合計39.32VA 「残りできるだけ 0.11Aを増やして巻いてください!」とお願いして注文しました。

 どちらに余裕を持つか?という考え方になりますが、私はヒーターをケチってB電源の方へ振りました。

 なぜって? ブリッジ整流はACの6割しかとれないので、AC100mA→DC60mAになるからです。

 あと、シールドは追加しています。

 ただこれは40VAにあわせて設計したまでで、みなさんでもっと余裕をとった方がよいと思えば、50VAまでアップして特注することも良いことだと思います。それほど値段的にはかわらないので・・・
みなさん完成ですか?
2006年01月16日 (月) | 編集 |
スペシャルP.P.P 2


 ここしばらく、作られた方からの調整などのメールが届かないようですが、音質的にはゴールに着いたのかな?

 また、試して良かったパーツなどの情報交換ができればうれしいと思います。

 また、ケーシングが終了した方の写真も掲載しますよ!

 いろいろ情報をお寄せください! お待ちしています!
P.P.P セカンド・ラン 袋詰め中!
2006年01月15日 (日) | 編集 |
袋詰め中!


 今日は、タマ・ダイオード・コンデンサーを取りに行ってきました。

 現在がんばって袋詰めをしています。 ツ・ツライ・・・!(笑)

 でもこの程度で根をあげていたら、じんそんさん・khimairaさんに申し訳ない!とがんばっています!

 1つ、困ってます! 

 イライラしているのですが、ソケットの到着が遅れているのです!

 こいつがそろわないとセカンド・ランでご予約いただいたみなさんに連絡ができない!

 いまのところ「エクスパック」による発送を考えています。

 ご意見等ございましたらお寄せください! 
試聴会に向けて準備中
2006年01月14日 (土) | 編集 |
 「試聴会用スペシャルP.P.P」もエージングが進みいい調子で鳴り始めています。

 また、くましろさん、PROSTさんが「スペシャル」の内容を人柱を買って出てくださって、自分のP.P.Pに組み入れてテストしてくださいました。

 お二人のインプレも評判よく、「もとには戻れない!」とおっしゃってくださっています。

 P.P.P以外にもお聞かせしないといらしていただいた甲斐がないと思うので、「ドイツ製楕円スピーカー」も鳴らしてみたいと思っています。

 見かけは、ひどく貧相なスピーカーからどんな音が出るか?は聴かれてみてのお楽しみ?ということで・・・

みなさんのご希望の曲のジャンルは? ジャズ?クラシック?ポップス?演歌(ん)? どういったものがいいですか?

 また、おすすめのCDとかございましたら、教えていただけるとうれしいです!
「ウエスタン・トーン」=“シアター・トーン”
2006年01月13日 (金) | 編集 |
 「ウエスタン・トーン」は「シアター・トーン」と言い換えても良いと思う。

 “映画”というのは戦前・前後かなりの時期まで娯楽の王道として人気のあったものである。

 当然、現在より映画館のステータスは高かった。そして、映画館のPAを独占的にウエスタンは扱っていたのである。つまり、“シアター・トーン”という言葉は「ウエスタン・トーン」と言い換えてもいいだろう。

 映画のアンプに求められたことは、おおよそ以下のとおりである。(これに関してはウエスタンによる正確な記述がないため一般論としてとらえていただきたい)

 ・まず、音声を明瞭に伝えること
 ・深く浸透力のある音で確実に聞こえること
 ・聞き疲れのしないこと

 たしかに、ウエスタンのアンプは上記の条件を満たす音質を作り上げるのに適した回路構成をとっているモノが多い。(ウエスタンの回路図は捜せば結構見つかるので省略する)

 みなさんがよくご存じのウエスタンのアンプは、ほとんどが映画館用である。ここに、有名な86B型(300B プッシュ・プル),91A型(300B シングル)が投入された。

 簡単に回路解説をしておくと、86Bが典型的なウエスタンのアンプ回路である。トランス結合を多く用いて非常に力感のある音質を作り出している。

 実際、私も年代的に直接「ウエスタンのシアター・トーン」を経験した人間ではない。おおざっぱに言って、直接経験できたのは、せいぜい70年代のアメリカの場末の映画館・劇場の音声再生が最後ではないか?と思う。

 なぜなら、昨日お話ししたように、ウエスタンは独禁法により解体され業務をアルテックに移り、順次アンプはアルテック製にリプレースされたため、しつこくウエスタン・エレクトリックのアンプを使い続けることができたところはほとんどない、といってもよい。

 たとえば、どういう場合使い続けることができたか?というと、途中でウエスタンのアンプのリース(注1)を打ち切り、その後アルテックがアンプを回収にこなかった、そのうえ、故障せずに使い続けることができた。といったことはレアでしょうね・・・

 日本でも使われていたことをきいているし、「あそこがウエスタンのアンプだった」という情報はいくつもあるが、今となってはそのアンプは存在せず確認する術もなく確証はない。

(注1)ウエスタンのリースに関する話は、別の機会にお伝えします。
     これにまつわる話も結構深いモノがあります。「現代のリース会社も見習っていただきた     い!」ってくらい厳しいのだ。 


「ウエスタン・エレクトリック」について 1
2006年01月12日 (木) | 編集 |
WE 396A 2つ


 「ウエスタン・トーンってどんな音ですか?」といった問い合わせを受けた。

 世代・年代によっては、「ウエスタン・エレクトリック自体がなんなのか?知らない!」という人もいるでしょう。

 実際、私もタマを始めた頃でもまわりはみんな「ウエスタン・エレクトリック」を強烈に求めており、値段もひどく高いモノばかり!わけもわらず、おまけにそんな会社は(その当時でも)存在しない。いろいろ調べていくうちに「スゴイ会社だったんだなぁ・・・」ということがわかってきた。

 今日は、「ウエスタン・トーン」についてお話しする前に、「ウエスタン・エレクトリック(以下、ウエスタンと略す)」についてうんと短く(それでもかなり長くなるが・・・)お伝えする。これだけでもかなりスゴイ会社であったことの一端はご理解いただけると思う。

 戦前、ウエスタン・エレクトリックは当時世界最大の業務用通信関係の会社であったいっても過言ではない。あまりに巨大化し独占体制が強大になりすぎたために独占禁止法により解体された。

 脱線するが、その傘下にいた日本唯一の企業が「日本電気」である。「日本電気」というとピンとこない人もいるでしょう?

 そう、「NEC(イタリック体)」のことです。

 なぜ、いまでも「NEC」という書き方を前面に出しているか?というと、

 実は、ウエスタン・エレクトリックが「WEC(イタリック体)」という表記をしていたからでしょう。このイタリック体については、「現在でも当時のウエスタンの字体とまったく同じ」なところが驚きである。

 当然技術供与もあり、たとえば、WE101系のタマは、NECでも101系のタマを同規格で作るということをしていたのです。205等数種「NEC」製のものが存在する。(参考までに、松下はフィリップス、わかりやすくいえばムラードと技術的につながりがありました)

 話を元に戻して、最後に独禁法で解体された「ウエスタン」はどうなったのかというと、「電信電話部門」はあの「ATT」(アメリカ)・「ITT」(ヨーロッパ)等に分割、映画関係の業務用アンプ等は「アルテック」へと分割された。

 これをもって、「ウエスタン」の名前は消えることになる。

 ちなみに、「ALTEC」は英語の発音では、「アルテック」ではなく「オルテック」が一般的である。

 これ以外のことについては、また別の機会に触れることにする。

 あすは、続いて「ウエスタン・トーン」についてお伝えします。
「P.P.P 試聴会用スペシャル」 エージング中!
2006年01月11日 (水) | 編集 |
WE 396A 動作中


 前にお伝えしましたが、「試聴会用スペシャルP.P.P」を組み上げました。

 現在、エージングを兼ねて鳴らしこんでいます。

 試聴会にいらした方には、“スペシャル”の内容を先行でご紹介いたします。

 具体的には、「3rd Stage 改造編」の内容を盛り込んでいます。

 実聴してみて、「改造するかどうか?」を確認することもできます。

 また、来ていただく以上何かおもてなしをしようと思い、私は“秘蔵のWE 396A”をおろしました。

 写真を見ていただくとおわかりいただけると思いますが、「プリントが横向きの最初期の396A同一ロット6本組 デートコード 013(1950年13週)」のものです。

 これはさすがにもったいなくて、使わずにしまいこんでいました。(笑)

 では、「何を使っていたか?」というと、初段の2つしかWE 396Aは使っていませんでした! それもこれとは違うヌキダマを使っていたのです!(爆)

 せっかくみなさんに来ていただくので、現在組み上げた「試聴会用スペシャルP.P.P」をエージングしています。

 インプレ

 こんなに小さくても、ウエスタン・トーンがしてビックリ! 帯域バランスは、101/205系のものではなく、300B系にそっくりである。これにはかなり驚いた。こんな小さなタマが300Bとバランスが似ていて、似た音で鳴るなんて・・・なんか300Bとブランドテストをしてみたい、そんな気さえしている。それくらい似ている。

 現状では、「エージングが完了していないのでどのように変化していくか?」はわからないが・・・

 WE 396Aについて

 396Aのデビューは、1946年である。1984年に生産を終了した。

 最初期から、50年代頃までは、下の写真のように普通のMT管と同様の向きに黄色いプリントがされているが、60年代頃からポピュラーな90°向きを変えた方向にプリントされるようになった。

 ウエスタンの古いモノについての音質

 300Bを例にあげると、

1.最初期のものは、“刻印”といわれるベースに文字が掘られたようになっているモノ
2.40年代のモノ
3.50年代のモノ

 にレア度も高く(そりゃそうだ!)人気がある。

 たしかに、レア度が高いから人気もあるのは事実だが、ホントは「古いウエスタンのタマはしっとりした音質」であることがたまらないからなのだ!当然、時代が新しくなるにつれてしっとり感は減少し、HiFiな傾向になっていく。

 300Bほど多くを聴いていないが、396Aについても同じことが言えると感じた。

 この初期の396Aはしっとりした音質をしている。(それが好みかどうか?ひとそれぞれだけど・・・)

 エージングもさすがに慎重に行った。

 ヒーターエージングだけで、連続48時間(2日間)かけた。(笑)

 1950年製ということは、約60年くらい前のモノである。60年の眠りから覚めて、いきなり働け!じゃ、ちょっとかわいそうすぎるもんね!(笑)

 加筆修正しました。

 WE 396A 40年代

グッド・ニュース! やったぁぁ!
2006年01月08日 (日) | 編集 |
 セカンド・ランでP.P.Pを予約していただいたみなさんへ!

 連絡来ました! レイセオン5670 入手できます!

 セカンド・ランでP.P.Pを予約をいただいたときのリクエスト分だけは確保できました!

 返事を出すのを遅らせた甲斐があった!

 実は、内心「ムリだよな~!」と思っていたのです! 業者といっても10数年来の知り合いであり、今回彼のおかれている状況はキツイものであることは充分に理解できたからです!
 よく、なんとかしてくださった、と彼にあらためて感謝します。ありがとうございました。
ついに登場、銘石2SA726G! (TDA1543 えぴ・ピンク 定電流TRその後)
2006年01月07日 (土) | 編集 |
 待ちに待った銘石2SA726G(三菱)をある方からいただいた。(本来なら、表示してあらためてお礼を申しあげたいが、このブログを見た方がお願いすると迷惑をかけることになる、と思いますので伏せさせていただきます ありがとうございました!)

 ワクワクくしながら2SA836から交換。2SA726Gを装着。そして試聴!

 「うわっ、やっぱ違うわこれ!さすが銘石だなぁ!」 では、わからないのですよね!(笑)

 でもって、インプレ

 音の帯域バランスがオーディオ的に気持ちいい。バランス良く・押し出しがある。しっかりした中低域にキレイに高域まで伸び、耳障りな音は全くない。押しつけがましくなく、ナチュラルである。

 たしかに、なかなかこういう音質・バランスを持ったトランジスタはないなぁ・・・私が試したものはオーディオ的には、聴感上ピーク・ディップや音色の違うところが必ずあった。

 だが、この石(726G)は現在まず入手不可能であり、これに代わる石を見つけたいと思う。それに、これだけトランジスタがあるのだから知られざる726Gを超える銘石もあるはずだ。

 こまかくみれば、726Gは「音声信号を扱うところ」で銘石と評価を受けたのだ。今回のえぴは電源回路の定電流源に使用している。

 つまり、「直接音声信号を扱っていない」ということもできる。

 ならば、「電源回路に使用する」という用途に限定すれば「もっと優れたもの」があってもよいとも思うのだ。

 などといっても、「どうかなぁ?」と思う。

 少々脱線するが、タマの経験でいえば「音質的にダメな抵抗・コンデンサーはどこに使ってもダメ!」ということはイヤというほど経験している。
 何でこんなことを知っているか?って、だって、使えないパーツだって、直接音声信号を扱わないデカップリングとかに使ってムダにはしたくないじゃないですか!そうやって使っても「音質的に良い抵抗・コンデンサー同じ場所に使った」のとではやはり「同じ違いが出てしまう」のだ。

 おかげで、自分ではもはや使えない“ゴミと化したパーツ”がごっそりある。捨てるには忍びなく、かといって他人に差し上げるのも気が引ける。困ったもんです。

 話を元に戻して、トランジスタの場合がこの経験と同様の可能性もあるし、違う場合もある。

 後者に期待したいが・・・

 こういったことにくわしい方がいらっしゃいましたら、ご教授お願いいたします!

 「スペックと音質は(無関係とは思わないが・・・)一致しない!」ということをあらためて強く感じた。

 前にもお伝えしたが、2SA726Gより特性の優れた石は結構あるのだ。それが私が試した限りでは726Gを超える音質のものに巡り会えなかった。

 逆に言えば、726Gよりも特性が劣るものでも音質的に優れたものが見つかる可能性を示唆している。

 ということは、「“絨毯爆撃(ロール作戦、ともいう)”で試さないと726Gより良いものを見つけるのは難しいってこと?」などと思ってしまう。これはとてもじゃないけど試しきれない。

 何か、スペック等の目で見分ける良い方法はないかなぁ?
「試聴会」 リクエストお待ちしています!
2006年01月06日 (金) | 編集 |
 「試聴会」を行うにあたって、こちら側から話し・伝えるだけの“一方通行”よりは、双方向(インタラクティブ)なものの方がより愉しいと思います。

 そこで、「みなさんのして欲しいこと」のリクエストを受けたいと思います。

 できることは採り入れたいと思いますので、ふるってリクエストをお寄せください。

 たとえば、「このCD録音も良く、試聴にいいんじゃない?」とか・・・(これだと、貸してくださった方は音質的な違いはわかりやすいですよね!)

 さて、明日は「ついに登場、銘石2SA726G!」をお届けします。
「試聴会」に来てくださる方へ
2006年01月05日 (木) | 編集 |
 「試聴会」に来てくださる方に、謹んで申しあげます!

 実は、アムトランス本社1Fオーディオショップはそれほど大きな場所ではないので、どれくらいの方がいらっしゃるのか?がちょっと心配になってきました。

 「試聴会行ってみよう!」・「行く!」という方は、コメント欄に「行くぞ!」・「行く予定」といった書き込みをしていただきたくお願い申しあげます!(絶対じゃなくてかまいません、人数がどれくらいになるのか?を事前にある程度知っていないとツライので・・・)

 1つ募集します!

 DACの音出しをするのに、やはりメーカー製のアンプ(TR,FET)のものを使用してそれをリファレンスにしたいと思います。
 
 つきましては、「私のアンプを使ってみて!」・「私のを持って行くよ!」という方がおられましたら、機種等をメールでご連絡ください!


 「なぜ、こんなお願いをするのか?」は訊かないでね!(爆)

 よろしくお願い申しあげます!

 さて、私は「試聴会用スペシャルP.P.P」を現在組み上げています。

 写真は、完成直前のものです! ご覧のように「セカンド・ラン」で配付予定のスプラグ&ITT納入品ダイオード(こっちはわかりづらいなぁ・・・)を使用しています。

スペシャルP.P,P

「試聴会」を開催します!
2006年01月01日 (日) | 編集 |
 新年あけましておめでとうございます!

 本年もよろしくお願い申しあげます!

 前に予告した「ニュース」を発表します。

 ついに、「試聴会」を開催します!

 「じんそんさん、khimaraさん、私LUCYの3人」で行います。

 みなさんが創ったのと、私たちが創ったモノとがどう音が違うか?を確認する良い機会ではないでしょうか?
 また、私たち3人が「いったいどんなヤツか?」を確認する絶好?の機会です!

 ふるってご参加ください。お待ちしております。

 なお、「MJ2月号にも告知」が掲載されます! 試聴会のネーミングがうまいこと思いつかなかったので「JKL試聴会 VOL.1」としておきました。(爆)

 内 容 ・じんそんさん  DAC 1541A・1543など
      ・khimairaさん DAC 1545A
      ・LUCY      P.P.P WE 396A/5670
 日にち 1月21日(土)
 時 間 13:30~17:00(終了時刻は予定)
 場 所 秋葉原 アムトランス本社ビル1F オーディオショップ

 私は、「オール WE396A」で音出しをします!