2006年02月12日 (日) | 編集 |
「PTを特注する!」などというと、慣れない人は“どんびき”になっちゃいますよね?
私も最初そうでした。
ですが、自分でアンプを作るときに「どうしても欲しい(電圧の)タップがない」・「納得のいく電流量がない」といった制約に、“自分のアンプが創れない!”・“自分のアンプが制約を受ける!”ということにガマンできなくなり「PT特注」への道を選ぶようになりました。
「やってみると、難しくない!」 それに、「特注だからといってあまり通常品と値段が変わらない!」・「シールドも追加できる」といったこともある。
こういったことも結果的にわかったせいか、「自分の創るアンプはPT特注は“いつものこと”」になってしまいました。(笑)
では、知りたい人のために計算方法をお伝えしましょう!(というほど難しくないんだけど・・・)
1.(アンプはDCで動くので)AC×60%がDCの電流量
2.AC整流後のDC電圧は1.4倍(√2)倍
3.PTはACの電圧×電流量で総合の容量が決まる
P.P.Pを例にとると、
・B電圧
1.欲しい電圧をDC300Vをねらう
→ 約AC220V となる。
2.欲しい電流量DC60mAとする
→ AC100mAとなる。(Aで頼むのが普通なので、0.1A)
3.PTのタップは 「220V 0.1A」となる。
4.電圧×電流
→ 220×0.1=22(VA)となる。
・ヒーター
1.WE396/5670は1本6.3V×0.3A
2.3本直列(片チャンネルごとに分けるとすると)0.9A
→ 余裕をもつために1.2Aくらいにしましょう!
3.「6.3V 1.2A」 を2つ
4.電圧×電流
→ 6.3×1.2×2=15.12(VA)
トータル 22(VA)+15.12(VA)=37.12(VA)
これで、40VAのPTに余裕をもってオーダーできますね!
ひねり
せっかくだから、40VAに近づけたい!
→ 40−37.12=2.88もあまってるぞぉ〜
→ B電圧を微妙に増やしてみましょう!
→ (途中省略)0.113Aとすると
→ 220×0.113=24.86(VA)
トータル 24.86+15.12=39.98(VA)
どうだ!完璧でしょう!
でも、だいたい小数点2位まではお店はつきあってくれません!
なので、0.11Aとして、お店の人に「ここ巻けるだけ巻いとてね〜!」とお願いするだけです。(笑)
さあ、やってみよう! 「PT特注」
私も最初そうでした。
ですが、自分でアンプを作るときに「どうしても欲しい(電圧の)タップがない」・「納得のいく電流量がない」といった制約に、“自分のアンプが創れない!”・“自分のアンプが制約を受ける!”ということにガマンできなくなり「PT特注」への道を選ぶようになりました。
「やってみると、難しくない!」 それに、「特注だからといってあまり通常品と値段が変わらない!」・「シールドも追加できる」といったこともある。
こういったことも結果的にわかったせいか、「自分の創るアンプはPT特注は“いつものこと”」になってしまいました。(笑)
では、知りたい人のために計算方法をお伝えしましょう!(というほど難しくないんだけど・・・)
1.(アンプはDCで動くので)AC×60%がDCの電流量
2.AC整流後のDC電圧は1.4倍(√2)倍
3.PTはACの電圧×電流量で総合の容量が決まる
P.P.Pを例にとると、
・B電圧
1.欲しい電圧をDC300Vをねらう
→ 約AC220V となる。
2.欲しい電流量DC60mAとする
→ AC100mAとなる。(Aで頼むのが普通なので、0.1A)
3.PTのタップは 「220V 0.1A」となる。
4.電圧×電流
→ 220×0.1=22(VA)となる。
・ヒーター
1.WE396/5670は1本6.3V×0.3A
2.3本直列(片チャンネルごとに分けるとすると)0.9A
→ 余裕をもつために1.2Aくらいにしましょう!
3.「6.3V 1.2A」 を2つ
4.電圧×電流
→ 6.3×1.2×2=15.12(VA)
トータル 22(VA)+15.12(VA)=37.12(VA)
これで、40VAのPTに余裕をもってオーダーできますね!
ひねり
せっかくだから、40VAに近づけたい!
→ 40−37.12=2.88もあまってるぞぉ〜
→ B電圧を微妙に増やしてみましょう!
→ (途中省略)0.113Aとすると
→ 220×0.113=24.86(VA)
トータル 24.86+15.12=39.98(VA)
どうだ!完璧でしょう!
でも、だいたい小数点2位まではお店はつきあってくれません!
なので、0.11Aとして、お店の人に「ここ巻けるだけ巻いとてね〜!」とお願いするだけです。(笑)
さあ、やってみよう! 「PT特注」
2006年01月11日 (水) | 編集 |

前にお伝えしましたが、「試聴会用スペシャルP.P.P」を組み上げました。
現在、エージングを兼ねて鳴らしこんでいます。
試聴会にいらした方には、“スペシャル”の内容を先行でご紹介いたします。
具体的には、「3rd Stage 改造編」の内容を盛り込んでいます。
実聴してみて、「改造するかどうか?」を確認することもできます。
また、来ていただく以上何かおもてなしをしようと思い、私は“秘蔵のWE 396A”をおろしました。
写真を見ていただくとおわかりいただけると思いますが、「プリントが横向きの最初期の396A同一ロット6本組 デートコード 013(1950年13週)」のものです。
これはさすがにもったいなくて、使わずにしまいこんでいました。(笑)
では、「何を使っていたか?」というと、初段の2つしかWE 396Aは使っていませんでした! それもこれとは違うヌキダマを使っていたのです!(爆)
せっかくみなさんに来ていただくので、現在組み上げた「試聴会用スペシャルP.P.P」をエージングしています。
インプレ
こんなに小さくても、ウエスタン・トーンがしてビックリ! 帯域バランスは、101/205系のものではなく、300B系にそっくりである。これにはかなり驚いた。こんな小さなタマが300Bとバランスが似ていて、似た音で鳴るなんて・・・なんか300Bとブランドテストをしてみたい、そんな気さえしている。それくらい似ている。
現状では、「エージングが完了していないのでどのように変化していくか?」はわからないが・・・
WE 396Aについて
396Aのデビューは、1946年である。1984年に生産を終了した。
最初期から、50年代頃までは、下の写真のように普通のMT管と同様の向きに黄色いプリントがされているが、60年代頃からポピュラーな90°向きを変えた方向にプリントされるようになった。
ウエスタンの古いモノについての音質
300Bを例にあげると、
1.最初期のものは、“刻印”といわれるベースに文字が掘られたようになっているモノ
2.40年代のモノ
3.50年代のモノ
にレア度も高く(そりゃそうだ!)人気がある。
たしかに、レア度が高いから人気もあるのは事実だが、ホントは「古いウエスタンのタマはしっとりした音質」であることがたまらないからなのだ!当然、時代が新しくなるにつれてしっとり感は減少し、HiFiな傾向になっていく。
300Bほど多くを聴いていないが、396Aについても同じことが言えると感じた。
この初期の396Aはしっとりした音質をしている。(それが好みかどうか?ひとそれぞれだけど・・・)
エージングもさすがに慎重に行った。
ヒーターエージングだけで、連続48時間(2日間)かけた。(笑)
1950年製ということは、約60年くらい前のモノである。60年の眠りから覚めて、いきなり働け!じゃ、ちょっとかわいそうすぎるもんね!(笑)
加筆修正しました。

2005年11月07日 (月) | 編集 |
「位相反転段」についてはとりたてて特徴はありません。「P−K分割」を採用しています。
ゲインも充分すぎるくらいあるので、ブート・ストラップも必要ありません。
できるかぎり高い電圧をかけることをねらいとしています。タマは、定格内でできるだけ高い電圧(限度はある)をかける方が音の調子もよく感じられることが多いからです。
プッシュ・プルにおいて位相反転段は必要不可欠ですが、どれも一長一短があります。だから嫌い!という人もいるくらいです。
シンプルというと「P−K分割」しか方法はありません。回路上もっとも理想的で美しいのは「トランス反転」ですが、このトランスがクセモノ。(今回は関係ないので省略)
「P−K分割」で若干NFBがかかること積極的に利用し、少しだけゲイン・歪みを減らし調整することができます。ここの抵抗値は22Kとしていますが、聴かれてみて「元気ありすぎ」・「暴れてる」と感じられた方は、11Kとかにする。逆に「おとなしい」と感じた方は33Kとかにあげてみてください。
変更するときはくれぐれもP・Kセットで同じ値で交換してくださいね。
これで、P.P.Pの回路解説はいったん終了とします!
ゲインも充分すぎるくらいあるので、ブート・ストラップも必要ありません。
できるかぎり高い電圧をかけることをねらいとしています。タマは、定格内でできるだけ高い電圧(限度はある)をかける方が音の調子もよく感じられることが多いからです。
プッシュ・プルにおいて位相反転段は必要不可欠ですが、どれも一長一短があります。だから嫌い!という人もいるくらいです。
シンプルというと「P−K分割」しか方法はありません。回路上もっとも理想的で美しいのは「トランス反転」ですが、このトランスがクセモノ。(今回は関係ないので省略)
「P−K分割」で若干NFBがかかること積極的に利用し、少しだけゲイン・歪みを減らし調整することができます。ここの抵抗値は22Kとしていますが、聴かれてみて「元気ありすぎ」・「暴れてる」と感じられた方は、11Kとかにする。逆に「おとなしい」と感じた方は33Kとかにあげてみてください。
変更するときはくれぐれもP・Kセットで同じ値で交換してくださいね。
これで、P.P.Pの回路解説はいったん終了とします!




